medisere メディセレ

TEL 06-6371-7711 FAX 06-6371-7733
〒530-0014 大阪府大阪市北区鶴野町1-9
梅田ゲートタワー12・13階

TOP大阪校TOP会社案内保護者の方へ採用情報アクセスお問い合わせサイトマップ

第100回国家試験総評

>>総評youtube動画はこちら
>>第100回薬剤師国家試験解答速報はこちら
【難易度】★:低、★★:中、★★★:高

必須問題

必須
問題
出題数 90 予想
平均点
69 過去問
再出題
0 難易度 ★★

【物理・化学・生物】
「物理」は、SI単位など基本的な内容が問われる問題が多いが、問2のグラフなど少し考えさせる問題が出題されていた。
「化学」は、ウェーラー合成など新規の出題があるが、従来通りの混成軌道、立体化学、命名法といった化学の基礎となる部分での出題が多かった。
「生物」は、甲状腺の図を挿入した問題が1題出題されている。必須問題でも必ず図を挿入した問題が出題される傾向がある。また、高校生物課程で習得する発生学(問12)も出題されており、高校課程の知識も必要となる。
【衛生】
健康分野4問、環境分野6問の出題。基本的な知識を問うものが多いが、一つ一つの事象を正確に理解していなければいけない。
【薬理】
既出問題(ex.98回)との類似した内容が多く、難易度は低い。
【治療】
例年に比べて、難易度が低く全問正解も不可能ではなかった。例えば、問61,62,70に関しては新規の疾患だったが、他の問題は既出の疾患だったので正答は容易であった。
【薬剤】
基本的な内容を問う問題が多く、比較的得点し易い問題が多かった。
【法規・制度・倫理】
昨年と難易度・傾向ともに同様で解答しやすい問題が多かった。
【実務】
標準的な問題多く、満点をとることも容易であったと思われる。

 

一般問題(薬学理論問題)

物理 出題数 10 予想
平均点
5 過去問
再出題
0 難易度 ★★

物理化学の問題は、問91(分子間力)や問93(理想溶液の蒸気圧)は過去の既出内容を押さえていれば解答を導く事が出来るが、問92(マクスウェル・ボルツマン分布則)、問95(標準電位)など新傾向の問題も出題されており、幅広い知識が今後必要となる。
分析化学は、問96(紫外可視吸光度測定法)、問97(発光分析法、原子吸光光度法)、問98(キャピラリー電気泳動)、問100(計算)などは新規の出題もあるが、既出の内容から確実に判断出来れば解答を導き出すことが出来る。

化学 出題数 10 予想
平均点
4 過去問
再出題
0 難易度 ★★★

Wittig反応(問103)、インドール合成(問107)など従来出題されていた基本的な反応とは大きくかけ離れた問題が出題され、非常に難易度が高い。99回同様、過去問から反応の特徴や構造の特徴を理解した上で医薬品の構造に当てはめる応用力が問われる。対応するためには、従来の過去問演習だけでなく、日頃から医療分野の勉強をする際にも構造を意識しておく必要がある。
また、生薬分野では生薬の写真(問109)が初めて出題された。生薬の基原植物や薬用部位を正確に理解しておく必要がある。

生物 出題数 10 予想
平均点
過去問
再出題
難易度 ★★

図、グラフを挿入した問題が10問中8問である。今後も図から問題を導く形式が多くなると予想される。また、高校課程で習得する内容が2問(問113:細胞分裂、問118:形質転換)出題されているため、今後高校課程の内容も必要となる。

衛生 出題数 20 予想
平均点
過去問
再出題
0 難易度 ★★★

「健康」分野9問、「環境」分野11問の出題であり、国家試験出題基準から過去に未出題の箇所から万遍なく出題されている。細かい内容も問われており、全体の難易度は非常に高い。
分野別にみると、特に「健康(食品衛生)」の難易度が特に高い。時事も把握したうえで、一つ一つの事象を正確に理解していけなければ解答にたどり着かない(問121、123)。
また、「健康(保健衛生)」は時代背景から考える知識が望まれる問題構成になっている(問124、125)。「環境」は実地的な問題(問136、138、139)の出題が多い。全体的に構造関連の出題(問122、130、131、136)が多く見受けられ、思考力、応用力が求められた。

薬理 出題数 15 予想
平均点
12 過去問
再出題
0 難易度

新出題の薬物は、99回と比較すると減少した。全体的に基本的な問題が多く難易度は低い。
特徴的な問題としては、薬物名は記載されず、機序からもしくはホルモン名から薬理作用を問う問題(問152、問160)が出題されており、機序のキーワードだけではなく、理論立てて理解できているかを問う傾向がある。

薬剤 出題数 15 予想
平均点
7 過去問
再出題
難易度 ★★

薬物動態学は、計算問題(問171:繰り返し投与)の難易度は低いが、問167(薬物代謝)、問169(新生児・小児の薬物動態)など難易度の高い問題も出題されていた。
物理薬剤学は、過去の内容からの再出題(問174、176)もあり難易度としては低く、得点源にし易い内容であった。
製剤学は、グラフ(問178:乾燥)から特徴を読み取り、物理など他科目の知識を用いて考えさせる問題が出題されていた。難易度として過去の傾向と比較して高かった。
今後、より幅広い知識や他科目と関連させられるかどうかが求められている。

病態・薬物治療 出題数 15 予想
平均点
10 過去問
再出題
0 難易度 ★★

前述の必須問題の傾向をそのまま引き継ぐよう、難易度の差がはっきりとしていた。問181、問183、問192、問193、問195のような新規の疾患、もしくは既出の疾患でありながら問われてくる内容が新規という問題が多く見受けられた。また、病態・薬物治療の分野でも、計算問題が多く問われてくる前年の傾向は引き継がれている。

法規・制度・倫理 出題数 10 予想
平均点
過去問
再出題
0 難易度

難易度は高くなく、解答しやすい問題が多い。個々の選択肢をみると細かい内容まで問われているが、細かい内容を覚えていなくとも解答は選べるようになっている。問149、150では患者対応及び患者の心理への問題が出題されており、コミュニケーション能力も求められるようになっている。

 

一般問題(薬学実践問題)

物理+【実務】 出題数 10 予想
平均点
5 過去問
再出題
難易度 ★★

物理では4問1セットの問題が出題されていた。計算問題が2題(問198:平衡定数、問199:ラプラス式)出題されていたが難易度として比較的易しかった。免疫学的測定法や画像診断法といった従来複合問題で出題されていた範囲からの出題が無かった。

化学+【実務】 出題数 10 予想
平均点
6 過去問
再出題
0 難易度 ★★

99回同様、医薬品の生体内での変化を構造から問う問題が出題された。また、生物や薬理など他科目の知識を活かすことで解答を導き出す問題が多く見られた。難易度の高い問題もあるが、全体としては中程度の難易度である。

生物+【実務】 出題数 10 予想
平均点
過去問
再出題
難易度 ★★

生物複合問題は97回〜99回で骨代謝、血液凝固系の問題が出題され、100回の国家試験では血糖調節機構が出題された。以上の問題の共通点は調節する機構である。今後も血糖調節、血圧調節などの調節機構に関する問題が出題されると予想される。

衛生+【実務】 出題数 20 予想
平均点
12 過去問
再出題
0 難易度 ★★

健康分野「7問」、環境分野「3問」で、やや健康分野に偏った出題である。衛生分野に関しては、基本的事項が多かったが、新記述も盛り込まれているため、理解内容によっては難易度が高い。一般理論同様、「健康分野」について、特に難易度が高く、設問文をしっかり読んで、その背景から考える力を問うものが多かった。実務問題も問われ方がやや細かく、衛生問題と連動した出題内容であり総合的に思考しなければならないため難易度は高い。

薬理+【実務】 出題数 20 予想
平均点
13 過去問
再出題
0 難易度 ★★

難易度は中程度の良問が多かった。複合問題は、薬理作用から副作用や禁忌に繋げる傾向が強い。また例年通り、代謝系疾患からの出題が多く問題形式ごと出題されやすい範囲が固定されてきた傾向。単剤のみの処方ではなく複数の処方薬から出題されており、症例解析では処方が複雑化してきている。

薬剤+【実務】 出題数 20 予想
平均点
13 過去問
再出題
0 難易度

物理薬剤学からの出題はなく、薬物動態学・製剤学に関する内容で出題されていた。
薬物動態学は、薬動学から計算問題(問275)、線形2-コンパートメントモデル(問273)が出題されていた。線形2−コンパートメントモデルは98回ではグラフに関する内容だったが、今回の100回では、問題文よりグラフの形を推測しパラメーターの関係を考えさせる問題であった。今後このような問題パターンが出題されることが予測されるので問題文をよく読み考える必要がある。
製剤学は、剤形(問277)、基剤(問279)、プロドラッグ(問283)など従来から出題頻度の高い範囲から出題されていたが、内容として深く理解しておかないと解答を導けない問題もあった。

病態・薬物治療+
【実務】
出題数 20 予想
平均点
12 過去問
再出題
0 難易度 ★★

難易度は99回国家試験と同等程度で、出題内容も現場をより意識した問題が多く出題された。生物統計に関する複合問題の出題はなく、疾患に関してもポピュラーなもの(問289、問290、問295、問297、問300)が多かったため、受験者にとって比較的解きやすかったと思われる。

法規・制度・倫理+
【実務】
出題数 20 予想
平均点
14 過去問
再出題
0 難易度

法規・制度・倫理、実務ともに難易度は高くなく、解答しやすい問題が多い。在宅医療の出題がなかった点と製薬企業関連の問題が99回に比べて減った点が特徴的である。
問題別に見ると、問323、325は新傾向の問題であったが、問311、315、317、319、320は基本的な問題であり、得点源とすべき問題である。この5問については過去問レベルであり。このような問題を確実にすることで総点を上げていただきたい。

実務 出題数 20 予想
平均点
14 過去問
再出題
0 難易度 ★★

問343はメタボリックシンドロームと特定健康診査を関連させた新傾向の問題である。昨年同様、単に知識を問うだけではなく、思考力を要する問題(問331、334)が出題されている。計算問題3題は過去問ベースあったが、意図をしっかり解釈なければ解答に導くことは難しい。
また、現場での知識を要する問題(問327、332、344)も多く、臨床で即活躍できる人財が求められている。今後の対策として、問題に記載される背景しっかり読み取る訓練をし、実務実習で得た知識をしっかり反映することが重要である。

 

全体分析と今後の展望

1)必須問題
基本的事項を問うものが多かったが、特に高等教育〜大学低学年教育における物理・化学・生物の導入事項に関する設問も増えていた。そのため、例年より正答率は低く(特に物理・化学・生物、衛生、治療、法規)、全体的に得点源に出来なかった受験生が多くいると予想できる。
今後の展望(対策)としては、低学年の方は、早期に基礎力を固めること。第101回を受験する方は、一つの事項から、理論立てて考える癖をつけることです。

2)一般問題
物理・化学・生物、衛生の難易度が特に高い。薬剤師としての提案が必要な問題(実践的で臨床を意識した問題)、または思考・思案が求められる問題が多く、過去問のキーワードを暗記するだけの学習では対応しにくい問題となっている。
今後の展望(対策)としては、既出の知識をもとに問題を解決する能力が求められる。出題者の意図をよく理解し、正解を導くための理論展開に重点を置いた学習が必要です。

3)その他
・計算問題が昨年同様に大変多かった。計算問題17題(必須1題、理論10題、複合6題)。
・複合問題は設問自体が長いものが多く、限られた時間内の読解力が求められる。また、題数が多いため解答に時間を要するため、受験生からは時間が足りなくなったという意見も多かった。
・グラフや図表の設問が多く、思考力が求められる。グラフ関連問題16題(必須3題、理論10題、複合3題)、図表関連問題7題(必須1題、理論5題、複合1題)。

>>第100回薬剤師国家試験総評PDFデータのダウンロードはこちら

 

広告スペース

 

 


copyright (C) 2007 Medisere.co.jp All Rights Reserved.  薬剤師国家試験 予備校 メディセレ