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保護者の方へ

薬剤師になるまでの道のりは年々変化しています。
薬剤師志望者を取り巻く現状を理解することで、よりお子様をサポートしやすくなります。また、その中でメディセレがどのようなサポート体制で合格までのフォローを行っていくのか、その魅力を知っていただければと考えております。

薬剤師志願者の現状

「薬学部入学」≠「薬剤師」

6年制薬学部1期生が受験した第97回薬剤師国家試験の合格率は95%を超えましたが、果たして本当に入学した薬学生のほぼ全員が薬剤師になれたのでしょうか。答えは「NO」です。実際、6年制薬学部1期生の入学者数は全国で11,000人にのぼりましたが、そのうち、薬剤師になったのは73%です。
第97回国家試験は6年制に移行して初めての国家試験でした。そのため、ほとんどの大学では合格率を向上させるために、各学年で定期的に試験を実施し、更に厳しい卒業試験を実施し国家試験に合格できると思われる学生だけを卒業させておりました。
また、2010年より4年次の薬学共用試験(CBT試験※1OSCE ※2)が導入されました。6年制薬学教育では薬剤師としての実践能力の習得、医療人としての倫理観や使命感の醸成を目指して、5年次に病院・薬局などの医療現場で実務実習が行われます。しかし、薬学生は薬剤師免許を持っていないため、学生の知識・技能・態度が一定レベルに到達していることを保証するために薬学共用試験が実施されます。
このように、国家試験合格という大きな目標の前に、確実に乗り越えていかなければならないハードルが沢山あります。国家試験受験までに薬剤師になることを諦めざるを得ない学生も少なからずおり、すでに「薬学部に入学」=「薬剤師」ではなくなりました 。
過去薬剤師国家試験合格率はこちらをご覧ください。

※1 CBT:共用試験において、知識面を評価するコンピューターを使った試験。3つのゾーンで構成されており、全体で60%以上正解できれば合格。Computer Based Testの略。

※2 OSCE:共用試験において、技能や態度を評価する試験。Objective structured clinical examination(客観的臨床能力試験)の略。

薬剤師国家試験概要

平成30年8月、厚生労働省より第104回薬剤師国家試験からの合格基準の一部改定が発表されました。

<第104回薬剤師国家試験以降の合格基準>

以下のすべてを満たすことを合格基準とすること。なお、禁忌肢の選択状況を加味する。

  1. 問題の難易を補正して得た総得点について、平均点と標準誤差を用いた相対基準により設定した得点以上であること。
  2. 必須問題について、全問題への配点70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上であること。
科目 問題区分 出題数計
必須問題 一般問題
出題数 合格基準 薬学理論問題 薬学実践問題 (複合問題=各科目+実務) 出題数計 合格基準
物理・化学・生物 15問 各科目 30%以上 30問 15問(複合問題) 45問 60問
衛生 10問 20問 10問(複合問題) 30問 40問
薬理 15問 15問 10問(複合問題) 25問 40問
薬剤 15問 15問 10問(複合問題) 25問 40問
病態・薬物治療 15問 15問 10問(複合問題) 25問 40問
法規・制度・倫理 10問 10問 10問(複合問題) 20問 30問
実務 10問 20問 85問 95問
65問(複合問題)
出題数計 90問 70%以上 105問 150問 255問 345問
平成27年度より相対基準が適応されましたが、合格基準が65%以上になることはなく65%以上を得点し、且つ、必須問題の合格基準を満たしていれば必ず合格出来ると規定されておりました。しかし、平成30年の改定により、合格点が65%以上になる可能性も考えられます。
したがって、日々の模擬試験などでは、得点率65%以上を目指し、更に、各科目の必要最低点をクリアするため、低学年のうちに不得意科目を作らないように学習を進めなければなりません。

低学年から知識の定着を

では、薬剤師国家試験に合格するには何をすれば良いのか。1年次から6年次まで普通に勉強し、必要なタイミングに合わせて身につけることを習得出来れば、進級、卒業、国家試験合格まで予定通りに進められるとお考えかもしれません。しかし、各大学の定期試験や卒業試験の難易度は国家試験と共に年々高くなり、個々の対策では大変厳しい状況にあります。低学年時においては薬学の基礎となる範囲を学ぶため、ここでつまずきがあるとその後の学習にも大きな影響を及ぼします。低学年時は国家試験合格がどれ程大変なものなのかを知らず、国家試験への意識が低い傾向があります。そのため、勉強が疎かになり、定期試験の前日に一夜漬けで勉強してその場を乗り切ろうとする学生も少なくありません。
ただし、このやり方では知識が定着しないため、薬学共用試験はなんとか合格できても、国家試験合格は厳しくなります。スムーズに国家試験に合格するためには、低学年のうちから薬学知識を取りこぼさず、コツコツと着実に習得していくことが求められます。

メディセレのサポート体制

メディセレでは低学年から受講できる週末のみのコースや、大学に通学しつつ学習できる動画(メディラーニング)コースなど豊富な受講コースがございます。各学年で習う科目や範囲を着実に習得し、勉強の習慣を身につけることで、国家試験合格への近道になります。
国家試験の勉強は長い期間を要します。だからこそ、時期に合わせたスケジュールを立て、高いモチベーションを保ち続けなければなりません。メディセレには国家試験に合格するための独自のカリキュラムがあり、更に、日々の勉強相談やメンタル面でのフォロー、ガイダンスなどを通じて定期的にモチベーションマネジメントを行っております。時期に合わせたオリジナルの教材で勉強スケジュールを徹底管理し、成果確認のために、定期的に模擬試験を実施することで最短での合格を目指します。
また、成績管理をしているからこそ、保護者様に成績や出席状況などを定期的にご報告致したり、試験合格のために必要な学習の進め方を知って頂くために保護者会を実施したりし、お子様のご相談をさせていただくことでご家庭とメディセレで連携を取り、より良いサポートを目指します。

メディセレは薬剤師国家試験を「通過点」と考えております。大切なことはお子様が薬剤師として社会で活躍されることです。そのために、国家試験対策講義はもちろんのこと、一生使える知識や勉強法も指導しております。「何が必要」で「何を優先すべきか」をお子様と一緒に考え、真の実力、応用力を育む教育を心がけております。

保護者の皆様へご協力のお願い

薬剤師国家試験はお子様にとっても、保護者の皆様にとっても、大きな試練です。国家試験の勉強は6年次だけでなく、薬学部に入学したと同時に始まっております。長い期間、勉強し続けるお子様もそれをサポートする保護者の皆様も大変です。しかし、頑張るのはお子様だけではありません。保護者の皆様の協力無しに成果は得られません。つきましては、保護者の皆様には6年間通しての勉強ツールの提供や金銭面でのフォローをしていただき、更に、国家試験合格の現状や難易を把握した上で暖かく見守っていただければ幸いです。
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