medisere メディセレ 川井 児島

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6月3日 第7回次世代の薬剤師を創る会開催!(2)

先日、現役薬剤師の勉強会「次世代の薬剤師を創る会」をリニューアルしたメディセレ大阪校で開催致しました。今回も大盛況で、90名を超える先生方にお集まりいただきました。

次世代の薬剤師を創る会は3部から構成しており、薬剤師研修センター認定のシールを3点取得できます。研修内容が充実していますので、半日という短い時間で3点取得が可能です。認定薬剤師を目指していらっしゃる方は、ぜひご参加下さい。

次世代の薬剤師を創る会は、早いもので今回は第7回の実施です。今回のプログラム構成は、以下の内容で実施いたしました。特別講演の西村周三先生のご講演はもちろんのこと、一般口頭発表の先生方のレベルも高く、すぐに実務で活かすことのできるものばかりでした。

第一部

一般口頭発表

  • 漢方のちょっと小粋な服薬指導 わに薬局 保井 洋平先生
  • 小児救急と薬剤師業務 神戸こども初期急病センター 打上 奈穂子先生
  • 病棟薬剤業務実施加算とこれからの薬剤師に期待されること
    市立堺病院 薬剤部主査 安井 友佳子先生
  • インシデント対策 慣れてきてから起こる間違いの原因について
    株式会社 祥漢堂 田中 映規先生
第二部 特別講演
「薬剤師と医療経済」
国立社会保障・人口問題研究所 所長 西村 周三先生
第三部 一般講演
「心理ワーク」
医療心理学協会 児島 惠美子先生

まずは、一般口頭発表から。
座長は昨年まで舞鶴共済病院薬剤部長を務められていた楠本 正明先生と、こちらも徳州会病院で薬剤部長を歴任された政田啓子先生です。お二人とも現在は調剤薬局で地域密着型の医療に携わっておられます。この口頭発表にふさわしい最高の座長をお迎えいたしました。

一般口頭発表第二席は、神戸こども初期急病センター 打上 奈穂子先生による「小児救急と薬剤師業務」です。

第一席「漢方のちょっと小粋な服薬指導」はこちら
打上先生自身、最近お子さんを出産されたママさん薬剤師です。出産後は、すぐに現場に復帰なさり、小児救急の第一線で活躍されています。

打上先生が勤務なさる初期急病センターは、1次救急を行う施設で、高熱や家庭では処置できない症状の診察・治療を行う初期救急の現場です。この講演で衝撃的だったのは、日本、イギリス、オーストラリアで乳幼児死亡率が一番高いのは日本であったこと。打上先生は、小児救急は母親が子供をみて救急だと思ったときから始まります。だからこそ、おかしいと思ったらすぐに当院に相談、あるいは来て欲しいとおっしゃいます。

小児救急となると、やはり親御さんは一番に我が子を診察して欲しいものです。そこで、混乱を避けるため、神戸こども初期急病センター(以下センター)では、看護師の方が症状やバイタルなどの情報をとり、コンピューターに入力することでトリアージを行っているそうです。トリアージというのは、多くの患者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決定することです。このトリアージを保護者の方にご理解いただくことで、混雑時の混乱を避けているそうです。

また、センターの取り組みとして電話相談も行っているそうです。多くは受診した方が良いかどうかというご相談で、看護師の方が対応なさっているそうですが、時には難しい内容のお薬の相談もあります。その場合は打上先生が対応なさいます。この講演のなかで最も聞き手が熱心にメモを取っていたのが、「患者からのよくある質問」と「誤飲への対応」でした。これらは現場で働く薬剤師の先生方もご経験がおありでしょう。
まずは、「患者からのよくある質問」です。

とくに、「座薬(解熱薬)使ったが、熱が下がらない。」というご質問。打上先生によると、お母様は座薬に速効性があると多くの方がかんちがいしているとの事でした。そして、作用発現までの期間についての説明が十分でなかった場合は、たいてい30分後にお問い合わせをいただくとか。興味深いですね。打上先生はこれに対して「30分では十分な効果は現れません。また、次の座薬は8時間後に入れて下さい。」とお答えになっているそうです。さらに、一般の方々は、解熱薬が平熱に下げるものだと思っていらっしゃる方も多いそうで、解熱薬は「1〜2度程度体温が下がれば効いていますよ。」というご説明もさています。ちょっと珍しいケースでは、座薬を子供の膣にいれてしまったお母様もいらしたそうです。このようなケースでは肛門の位置、座薬の入れ方を位置から指導します。

小児のウイルス感染では、高熱に嘔吐を伴いますので、アセトアミノフェンとドンペリドンはよく併用されます。この場合併用は特に問題有りません。現場の先生方はよく御存知だと思いますが、成人は1回10mgを経口投与しますが、小児に坐剤で用いる場合は1回30mgを投与します。そこで、保護者の方がドンペリドンを服用されていた場合、成人よりも用量が大きいことに不安を感じ、お問い合わせが来る場合もあります。もちろん、経口投与の場合は胃に直接作用しますが、坐剤となると経口投与時よりバイオアベイラビリティーが低下しますので、小児とはいえ30mgの投与が必要になります。

この「患者からのよくある質問」で、メディセレ講師陣が特に興味を持ったのは、薬の飲ませ方でした。薬剤師国家試験では、「ミルク嫌いの原因となるため、ミルクに混ぜて飲ませてはいけない。」とされています。そこで、ママさん薬剤師の打上先生は、ご自分のお子さんに薬を飲ませる際、ミルクに混ぜたそうです。すると、素直に飲んでくれ、また、ミルク嫌いになることもなかったそうです。これは子供をもつ薬剤師さんならでは、です。何事も座学で学べることには限界があります、実際にやってみると違った結果が得られることもあるのですね。

─打上先生のお子さんはミルク嫌いになることはありませんでしたが、やはりミルクに混ぜてお薬を服用させることは推奨いたしません。─

そして、最後に「誤飲」です。よく誤飲するものをリストアップしていただき、その対処法をまとめていただきました。



まず、誤飲で重要なのは吐かせる物と、吐かせてはいけない物の区別です。一般的に誤飲というと、すぐに嘔吐させるのが基本ですが、中には嘔吐させてはならない物があります。その代表例が揮発性の高い物質です。揮発性が高いものは嘔吐するとこれらが吸気とともに肺に入り、呼吸器障害を引き起こす事があるからです。具体的には、ガソリン、や除光液です。これらは、嘔吐させず、すぐに救急外来を受診していただきます。
そして、誤飲で最も多いのがタバコです。
ジュースの空き缶などに水を入れ、灰皿として使用していた歳に、子供がジュースと間違えて飲んでしまうことがあります。



特に、水がある場合には要注意で、高濃度のニコチンが溶出しており危険です。したがって、タバコの吸い殻を食べた場合には注意が必要で、水や牛乳を飲ませては行けません。水分中にニコチンが溶出して危険です。したがって、そのまま嘔吐させます。会場の先生方も興味津々で、質疑応答も大変活発に行われました。



第一席に続き、第二席もたしかに、大変わかりやすく、実務に活かすことのできるものでした。
メディセレでは次世代参加者だけでなく、ご講演いただける先生方も募集しております。
発表していただける先生方はぜひ、メディセレスクール(小倉)までご連絡下さい。
一般口頭発表第三席は、次回のスクールライフで。お楽しみに。

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