メディセレ、韓国「江南スカイ語学院」と戦略的パートナーシップを締結 〜日本の薬剤師国家試験を目指す韓国人学生向け教育コンテンツを共同提供へ〜
メディセレ、江南スカイ語学院と教育提携を締結
― 日韓医療連携の未来を担うグローバル人材の育成を加速 ―
2025年9月11日 株式会社Medisere（メディセレ）
このたび、弊社は、韓国から日本の医療系学部への進学を支援する株式会社江南スカイ語学院様（本社：韓国ソウル市、院長：崔 根澤）と、「韓国人留学生サポートのための教育提携」を締結いたしました。これに伴い、2025年9月11日、大阪市内のメディセレ本部にて調印式を執り行いましたことを発表いたします。本提携は、日本の薬学部に在籍する韓国人留学生への一貫した教育サポート体制を構築し、日韓両国の医療の未来に貢献するグローバル人材の育成を加速させることを目的としています。
1. 提携の戦略的背景：教育の力で日本の医療課題に貢献
本提携は、単なる二つの教育機関によるプログラム連携に留まるものではありません。これは、メディセレが事業の根幹とする「教育の力」をもって、日本の医療が直面する構造的課題にアプローチする戦略的な一手です。
現在、日本は「医薬品の安定供給」の揺らぎ、「創薬力の低下」、そして「ドラッグ・ロス」といった看過できない国家的課題に直面しています。これらの課題に対し、教育事業の核心である「質の高い人材を育成する」ことを通じて貢献することこそ、本提携の意義です。近年、日本の薬学部には意欲の高い韓国人留学生が増加しており、彼らの潜在能力は日本の医療界にとって貴重な資源となり得ます。本提携は、高度な専門知識とグローバルな視点を備えた人材パイプラインを構築することでこれらの課題に正面から取り組み、日本の医療の未来に貢献する確かな一歩となるものです。
2. 韓国人留学生が直面する課題と、江南スカイ語学院の卓越した実績
韓国の学生が日本の薬学部を目指す背景には、明確なキャリアビジョンがあります。韓国国内の薬学部進学は全学生のわずか1%という極めて狭き門であるため、多くの優秀な学生が日本へ留学し薬剤師資格を取得、その後さらに韓国の試験を経て両国での資格を持つというグローバルなキャリアパスを目指しています。しかし、その道は決して平坦ではありません。江南スカイ語学院以外から来日した留学生の場合、言語や専門知識の壁、そしてサポート体制の不在により、実に約90%が留年を経験しているという厳しい現状があります。
このような深刻な課題に対し、江南スカイ語学院は驚異的な教育実績を打ち立ててきました。同学院出身者は、日本の大学において進級率95％、さらに薬剤師国家試験合格率90％という卓越した成果を上げています。この実績は、過去の卒業生24人全員が日本の国家試験に合格したという事実によっても裏付けられており、現在、全国の薬学部には約280名もの同学院出身者が在籍しています。この確かな実績こそ、本提携の基盤です。
3. パートナーシップによるシナジー：入学前から国家試験合格までの一貫したサポート体制
本提携の目的は、韓国での準備段階から日本の国家試験合格まで、切れ目のない一貫したサポート体制を構築し、留学生一人ひとりの成功を確実にすることです。両社の役割分担と共通目標は以下の通りです。
- 江南スカイ語学院の役割: 韓国国内において、日本の薬学部進学を目指す学生に対し「日本語と薬学の基礎教育」を実施。学生が日本の大学に合格するまでの入学前教育を責任を持って担当します。
- メディセレの役割: 日本の大学入学後、留学生が「留年することなく6年間で卒業し、日本の薬剤師国家試験に合格するまで」、学業面・生活面で継続的にサポートします。
- 共通目標: 両社が緊密に連携することで、これまでも高水準であった江南スカイ語学院出身の留学生の定着率・合格率をさらに向上させ、留年する学生を限りなくゼロに近づけることを目指します。
この強固なパートナーシップは、両社のリーダーが描く、より大きなビジョンを実現するための確かな基盤となります。
4. 両社代表が語るビジョン：日韓の架橋となる次世代リーダーの育成
本提携は、両社のトップが共有する理念と、未来への熱意によって推進されています。調印式において、両代表は以下の通りビジョンを語りました。
児島 惠美子（株式会社Medisere 代表取締役社長） 「韓国の学生が日本の薬学部に入るには、言葉や勉学の壁がある。こうした学生達を早い段階からサポートするために今回の教育提携に至った。薬学の知識を持った素晴らしい人材が一人でも増えるように江南スカイ語学院とより良い関係を築いていきたい。」
崔 根澤（株式会社江南スカイ語学院 院長） 「新型コロナを通じて、疾患には国境が無いことを知り、韓国と日本の協力の重要性を再認識した。今回の教育提携により、韓国で薬剤師を目指す学生達により確実に手を差し伸べることができるよう尽力したい。」
両代表の言葉は、本提携が単なる学生支援に留まらず、国境を越えた医療協力という大きな未来を見据えたものであることを示しています。
5. 将来展望：日本の医療の未来とグローバルなキャリアパスへの貢献
私たちは、本提携が日韓の医療連携における重要な布石となり、双方に長期的な価値をもたらすと確信しています。
- 日本の医療への貢献: 高い学習意欲を持つ留学生と日本の薬学生が日常的に切磋琢磨する環境は、双方のモチベーションを向上させ、多角的な視点を涵養する上で大きな相乗効果を生み出します。
- 新たなキャリアパスの創出: 本提携を通じて育成される人材は、日韓両国の言語や文化、そして医療制度を深く理解した、他に類を見ない専門家となります。彼らは将来、製薬企業の国際共同開発や海外事業といったグローバルな舞台で活躍することが期待され、次代を担う薬学生たちに新たなキャリアの展望を提供する、教育的にも極めて意義深い試みです。
この画期的なパートナーシップは教育連携の新たな一章を開き、日韓のヘルスケア領域を繋ぎ、未来のイノベーションを牽引する次世代のリーダーを創造してまいります。
【株式会社Medisere（メディセレ）について】
株式会社Medisereは、創業１８年、薬剤師国家試験対策予備校のリーディングカンパニーです。質の高い講義と個々人に寄り添った手厚いサポートで、毎年多くの薬剤師を社会に輩出しています。教育を通じて、日本の医療の未来に貢献することを目指しています。
ウェブサイト: https://www.medisere.co.jp/
【株式会社江南スカイ語学院について】
株式会社江南スカイ語学院は、韓国から日本の医療系分野（薬学部、歯学部など）への進学を志す学生に特化した教育機関です。北海道医療大学や北陸大学、千葉科学大学など日本の9大学と提携し、毎年約30名の学生を日本に送り出しています。日本語教育と専門分野の基礎教育を組み合わせた独自のカリキュラムにより、日本の大学への高い合格実績と、入学後の卓越した進級率・国家試験合格率を誇る、信頼と実績ある教育機関です。
ウェブサイト: https://kake.or.kr/
【本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先】
株式会社Medisere 取締役 田原靖弘 Email: info@medisere.co.jp TEL: 06-6371-7711
文責 株式会社Medisere 取締役 田原靖弘
掲載メディア様
メディセレ、江南スカイ語学院と教育提携を締結
